第9回 Global Café

2月17日(土)

 本校E棟201教室にて第9回Global Café「チームラボに学ぶチーム論」を行いました。今回の講師は各地でデジタルアートを手掛け、昨年行われた「ディズニー・アート展」での「塔の上のラプンツェル」をテーマにした展示も話題になった「teamLab(チームラボ)」の皆さん。講師のお二人の進行で,チームラボの仕事を疑似体験しながらワークショップを行い,チームラボの「チーム論」を学びました。生徒の参加者は28名。前期課程(中学生)の生徒の姿も多く見られました。先生方も参加し,総勢30名超のワークショップとなりました。

<活動の様子>

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<生徒の感想>

 今回のグローバルカフェを通して、私はチームにおいて大切な事を学んだ。グループワークで新しい自販機を作る案を出し合う際に、グループ内での協調性、共同性を意識して行った。互いの意見を否定せず、取り組む事によって、チーム自体の質を上げることができた。と同時に作業の効率化を図る事ができた。私はチームラボのグローバルカフェに、サッカー部のメンバーと参加していた。今回の「チーム論」の中で学んだ、互いを理解しあう重要性を今後の部活動にも活かしていきたい。(2年男子)

 グループで意見交換をしながら、実際の話題(テーマ)を考えるのはとても楽しかったし、こんな仕事ができたら楽しいだろうなと思った。また他学年とディスカッションする機会は普段あまりないので、とても良い経験になった。チームラボさんの活動や会社のオフィスの様子を、写真を見ながらお話を聞けて、進路を考える上でとてもためになった。(3年女子)

 課題研究が同じクリエィティブ フィールドのものであるので、なるべく多くのアイディアを出すこと、クライアントのフィードバックを上手く組み込むこと等、プロジェクトの進行の仕方に類似点が多く見られました。それらを、人と対話して課題研究を深めていく際に取り入れたいです。(4年女子)

 今回のグローバルカフェを通して、短い時間でしたが、チームラボ特有の新しい企業形態と新しく面白いアイディアを出す秘密を、ワークショップ型の体験を通して学ぶ事ができました。私の知識では企業とは、社長がいて、その下に課長、部長がいるといったようなピラミッド型の組織であると考えていました。しかし、チームラボの組織図を学び、それは固定観念であったと気付かされました。チームラボの方々は、「確かに社長や創業者などのリーダー格が企業を率いる場合もあるが、チームラボでは大多数が役職の肩書きを持たない」とおっしゃっていました。この新しい企業形態が自由にアイディアを出し合い年齢や役職を気にせずに意見を出し合うことができ、より良い製品を開発することを可能にしているのだと思いました。また、アイディアをまとめることの難しさを体験しファシリテートする時は時間管理を意識して行い、はじめにブレインストームのように意見を一気に出し、そこから関連を見つけ、整理していき、段々とまとめてさらにくわしく詰めていくという作業が必要だと思いました。(5年女子)

東京学芸大学主催 2017年度SSH/SGH課題研究成果発表会

2月18日(日)

 東京学芸大学芸術館にて都内近郊のSSH・SGH校8校より100名以上の生徒が集い、課題研究発表会を行いました。一般参観者も約100名となり,昨年以上に熱気のある発表会となりました。口頭発表・ポスター発表では、自らの研究成果を発表すると同時に,審査員の学芸大の先生方や,来場者の方からフィードバックをいただく貴重な機会となりました。最後の高校生フォーラムでは,生徒が研究の意義や自分の成長を振り返り,自分の言葉で率直に語っていたのが印象的でした。本校の生徒も多数参加し、ポスター発表部門ではSGH・SSHそれぞれ1件ずつ優秀賞を受賞しました。本発表会は今後も継続的に行う予定です。ぜひ来年も多くの参加者を期待しています。

<活動の様子>
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平成29年度SSH/SGH生徒課題研究成果報告会

2月17日(土)

SSH/SGHの優れた課題研究を発表する成果報告会(兼公開審査会)を行いました。当日口頭発表を行ったのはSSH部門・SGH部門各4チーム。前年度からの(あるいは数年間にわたる)継続研究が多く、研究への熱意が強く感じられる発表ばかりでした。ご講評を、SSH部門は森上教育研究所・森上展安先生と情報通信研究機構・滝澤修先生に、SGH部門は拓殖大学・石川一喜先生にお願いし、それぞれの発表について温かい励ましの言葉をいただくとともに、課題研究の意義についてお話しいただきました。

SSH/SGHの課題研究・ISSチャレンジはこれからも続きます。先輩たちが作り上げてきた伝統を引き継ぎ、熱意溢れる独創的な研究が多く現れることを期待しています。

SGH部門ファイナリスト
1 貧困の連鎖を断ち切るための無料塾の有効性と持続可能性
2 私たちが原発を選び続けることの意味とは
3 Programming of the kids by the kids for the kids.
4 中高生における在日米軍基地問題に対する関心を向上させるアプローチの検証

 

<活動の様子>

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第8回 Global Café

1月12日(金)

メディアセンターにて、東京学芸大学国際教育センター教授吉谷武志先生による第8回Global Caféが、「セクシャル・マイノリティと学校教育の課題 ―最近の動きから―」というテーマで行われました。LGBT(Q) の基本理解、日本での状況に関する報道や教育にかかわる動き等、多くの資料をもとに具体的にお話いただきました。参加生徒からは「改めてセクシャリティは本当に多様だと実感させられた」「様々な資料をいただき、これからの研究で参考にしたい」「さまざまなメディアを教えていただいたので、さらに調査していきたい」等の感想が寄せられました。

<活動の様子>

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<生徒の感想>

 「多様性」ということは今、様々なところで言われ、意識されているが、これからの日本は今よりももっと性についてオープンになっていかないといけないと強く思わされた。児童・生徒・学生にとって学校という場所はアイデンティティ形成や社会に属し始めるための一歩であり、そこでこれまで一般的とされてきた性の形に当てはまらない子どもたちも自らを表現でき、自信を積み上げていける環境を作ることが大切であり、これからの日本が今よりももっと住みやすい環境になる一歩となると思った。(6年女子)

 LGBTQの研究をしているが、今回いただいた資料も使って、今までとは違った観点からもさらに調査を進めていきたいと思った。現在はメディアという観点から調べているが、今後、平等を実現していくためには教育という面も必要になることなので、知識の幅を広げることができて良かった。日本で現在どのような取り組みがなされていて、人々がどう考えているのか、アンケート調査の結果を通して知ることもでき、貴重な経験になった。(4年女子)

2017年度 東京学芸大学主催 SSH/SGH課題研究成果発表会ポスターについて

1月9日(火)

%e7%99%ba%e8%a1%a8%e4%bc%9a%e3%83%9d%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc先日もお知らせしましたが、2月18日(日)に「2017年度 東京学芸大学主催 SSH/SGH課題研究成果発表会」が開催されます。

今回の発表会のポスターは、ISSチャレンジで「広告」についての研究をおこなっているグループが作成しました。素材となる写真の撮影やコピーの作成なども自分たちで行い、研究の成果を発揮する実践の機会となりました。ぜひご覧ください。

ポスターのダウンロードはこちら

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授業研究会 SGH/SSHポスターセッション

11月24日(金)

本校の授業研究会にて、SGH、SSHそれぞれの分野で研究をおこなっているグループから、約20のグループが選抜され、ポスターセッションを行いました。授業研究会にご参加いただいた各校の先生方にさまざまなご助言・ご感想をいただくことができ、自分たちの研究の質をより高めるには、また、より伝わりやすい発表をするにはどうするかといった課題について、ポスターセッション終了後に考えている生徒の姿が見られました。

<活動の様子>

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第6回 課題研究支援セミナー

11月29日(水)

 三菱一号館美術館より岩瀬慧様を講師にお迎えし第6回 課題研究支援セミナーを開催しました。今回は、『アートの力』をテーマに、学芸員のお仕事や美術品の展示に至るまでのお話など広くお話しいただきました。ご講演の後も生徒の質問に快くお答えいただき、参加した生徒の充実した表情が印象的でした。

<生徒の感想>

私は美術館に行くのが好きで展覧会はよく観に行くのですが、1つの展覧会を作り上げるために必要な努力や事業を成功させるためにどれだけのお金が動いているのか、どれだけの手間がかかっているのかを知り、新しい物の見方をすることができました。今日のお話を聴いて、芸術の美しさを改めて実感できたと思っています。全ての線一本一本が調和し合って1つのストーリーを作り上げてるいるのがハッキリ目に見えたのが印象的でした。筆のストロークでその作家の手や絵画のくせが分かったりすると、そこに魅力と人間味を感じました。(4年女子)

私は美術には現実社会から切り離された宙に浮かんだようなイメージを持っていましたが、他の学問分野や社会、経済との関連を聞いて、私達とのつながりを感じました。今まで美術館は数回しか行った事がなかったのですが、面白そうな展覧会に行きたいです。(5年男子)

第7回 Global Café

12月19日(金)

 4年生が主催し、『雑草からエコなニューイヤーカードを作ろう』というテーマでワークショップを行いました。SGH分野での現在の研究と関連させながら、シードペーパー(花の種をすき込んだ再生紙)を使ったカードづくりを行い、環境への関心を高め、身近なところに目を向けるワークショップとなりました。

<活動の様子>

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<生徒の感想>

環境に関する社会問題について、シードペーパーを通して学びを深めることができ、とても楽しかったです。実際に専門家の方に会って話を聞きながら研究を進めていて、とても内容の濃い研究だと思いました。(4年女子)

 

 

 

第6回 Global Café

11月30日(木)

今年海外留学を経験した5年生4名、4年生1名が主催し、留学での体験を語るGlobal Caféを行いました。それぞれが留学先で学んだことやそれまでの準備、これから留学を考えている人へのメッセージなどを自分の言葉で生き生きと語っている姿が見られました。会場には前期課程の生徒の姿も見られ、真剣に話を聞いている様子でした。異なる文化や言語を自分で直接体験することで見えてくるものや、考え方への刺激があると思います。これからもぜひ実際に海外に出て、その経験を共有してほしいと思います。

<活動の様子>

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2017年度 東京学芸大学主催 SSH/SGH課題研究成果発表会のご案内

%e7%99%ba%e8%a1%a8%e4%bc%9a%e3%83%9d%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc 昨年に引き続き、「東京学芸大学主催 SSH/SGH課題研究成果発表会」の開催が決定いたしました。

課題研究を発表し、評価・フィードバックを得る機会になるとともに、個性豊かなSSH校・SGH校の生徒たちが自分たちの研究を通して交流する場ともなればと願って企画されたものです。本校からも代表のチームが参加し、口頭発表・ポスターセッションを行います。当日の参観は自由となっております。ぜひご来場ください。

【日時】2018年(平成30年)2月18日(日)10:00開会〜17:20閉会(予定)
【場所】東京学芸大学(〒184-8501 東京都小金井市貫井北町4-1-1)芸術館ホールおよび展示室
【参加校】東京学芸大学附属国際中等教育学校 東京学芸大学附属高等学校 ほか

 

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