SGH外部評価会
9月23日(土)・30日(土)
ISSチャレンジに参加している生徒の課題研究を、学校外の先生方に評価していただく「外部評価会」を2日間に分けて開催しました。大学教授や、研究者の方、泉旺同窓会や本校卒業生のご協力を得て、2日間合計で39チームの生徒が課題研究への評価、アドバイスを受けました。各グループへの質疑・講評の場では「参考文献の引用が恣意的になってしまっている」「人々の意識の問題と制度上の問題を分けて考える必要がある」といった本質的なご指摘や、連携先・取材先のご提案など、さまざまなアドバイスをいただき、生徒は自らの課題研究をどのように進め、完成させていくかについての貴重な示唆を得ることができたようです。
<参加生徒の感想>
講師の方々に和やかな雰囲気の中アドバイスをいただくことができて、こちらも構えすぎずにいろいろなことが話せて勉強になりました。私たちに足りない人生経験からくるお話も聞かせていただき、積極的に研究に取り入れていこうと思います。今回のような発表の機会は、他の外部発表の機会よりも講師の方との距離が聞かいからこその良さがあると改めて感じました。(5年女子)
特に勉強になったのはデータ分析のあり方です。外部評価会では、データの扱い方について恣意的に見える部分があるというご指摘を受け、分析の仕方を工夫しなければならないと思いました。その後の研究では新しい数値を用いてデータ分析の中立性を担保することにしました。ご指摘があったからこそだと思います。(6年男子)
私たちは幸いにも、研究対象としている国を訪問するチャンスを得たため、わざわざその国の基礎についての文献をあさることなく、その現状を実体験として学ぶことができた。しかしそれはあくまで私たちの中にのみ蓄えられるものであり、聞き手に対しての研究成果の証拠付けにはつながらない。現地に行ったことで自分の中で当たり前になってしまった知識を聞き手にも納得してもらえるよう、体験・知識のギャップを埋めていく作業が必要であると感じた。(5年女子)