第7回 SGH Global Cafe ―SGH海外研修フィリピンFW 事後報告会―

2月10日(月)

今年度のGlobal Cafeも最後となりました。1月に実施されたフィリピンFWの実施報告と、今年度のフィリピン研修全体を振り返りながら、会場に足を運んでくれた生徒と議論を深めました。会のはじめには5分ほどのフィールドワークでの活動や現地の様子が動画で放映され、動画による発信もすっかりスタンダード化していると感じました。
フィリピン研修に参加した9名がそれぞれの視点から体験したことや学んだこと、また、問題と感じたことや現地を訪問したことで考えが変わったことなどを語りました。

<参観した生徒の感想>
フィリピンを支援すべき国と思っていたが、実際に行ってみて違う印象を抱いた、という意見が面白かった。フィリピンの近況を知ることで、自分の意識問題がいかに日本での“当たり前”が根付いているかを知って、当たり前だと思っていたことを新たな視点から見直すことに役立てたい。
(中等2年生男子生徒)

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フィリピン研修事前学習 学習キットづくり

1月10日(金)
フィリピンFWが目前となりました。生徒はまだ漠然としているようですが、いくら準備しても足りない!とも感じているらしく、焦りも見えます。この日は事前学習として冬休みの課題であった「私の日本紹介」を英語でプレゼンしたのち、研修参加者全員で大泉学園駅前の100円均一ショップに行きました。
フィールドワーク2日目に予定しているNPO法人アイキャンのスタディーツアーの中で、路上の子どもたちを支援するドロップインセンターへ訪問する予定です。今回、本校SGH事業も最終年度を迎え、フィリピン研修も最後となることでしょう。研修2年度目に初めてアイキャン様のお世話になり、今回も縁があって再訪問が叶うことから、感謝の気持ちを込めてドロップインセンターの子どもたちに、学習キットをプレゼントすることとなりました。

<学習キットづくりの様子>
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NPO法人アイキャン東京事務所 出張講演(フィリピンFW事前学習)

11月29日(金)の16時より、認定NPO法人アイキャンの東京事務所に所属していらっしゃる池上里実様に、アイキャンの団体や事業活動について紹介いただいたり、現地マニラでの経験などから様々なことを講話いただきました。
「社会的弱者 子供や女性のために我々ができること -アイキャンの活動と展望」と題し、パヤタス地区やマニラの路上事業が近年どのように変化してきているのか、生徒たちは1月のフィールドワークに向け、現地への理解を深めています。

<講演の様子>
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2019年度 SGH海外研修フィリピンFW 事前学習

今年度のSGH海外研修フィリピンフィールドワークの事前学習が開始しました。

5年間継続して行ってきたフィリピン研修ですが、本校のSGH事業最終年度を迎え、本研修もいよいよ最後となります。5年間の日本とフィリピンの発展と変容をふまえながら、相互の抱える問題や課題について、生徒とともに考えを深めて参りたいと思います。
前年度の研修参加生徒からの声を活かし、できるだけ今年の事前学習ではフィリピンの現状や抱える諸問題について、多角的な視点で見つめられるよう工夫をしていきます。

初回の事前学習は、昨年度の参加者(中等6年生)から、研修での体験や課題研究との繋がり、フィールドワークに向けての備えなどについて講話をしてもらいました。

 

フィリピン研修2018 事後学習 フィリピン日系人2世の日本国籍就籍活動について

2019年7月26日(金)

フィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)の田近様お迎えし、昨年度(2018年度)本校の海外研修フィリピンFWに参加した生徒9名を対象にご講話いただきました。講話では、日本とフィリピンの歴史的な関係をふまえながら、特にフィリピンへ移民した日本人が現地でどのような人生を送り、そこで生まれた日系人2世以降の方々が、戦前や戦後をどう過ごされたか、様々な映像資料と共にお話いただきました。昨年度中の研修では学べなかったことも多くあり、生徒にとって大変学びのある時間となりました。

<講話の様子>
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<生徒の感想>
平成に生まれ、戦争の在り方が変わった時代の環境で育った私たちにとって、日系2世の方の辛い経験や境遇の全てを理解することは難しいと思いました。しかし、今回の講話や映像、資料などの学習を通して、様々な困難に立ち向かってきた2世の方々の心情を少しでも理解できたらと思います。
(5年生女子)

2019年度 SGH 第1回 Global Café フィリピンFW事後報告会

5月14日(火)に今年度の第1回Global Caféが開催され、昨年度の2月に実施されたSGH海外研修「フィリピンFW」の報告がおこなわれました。この日の参観者は24名と例年より多くの生徒が参加してくれました。ほとんどが高校生でしたが3名は中学3年生で、SGHへの取り組みに関心を持ってくれているようでした。
発表者からは、事前の学習や準備、現地フィールドワークでの体験や訪問先での交流などが紹介されるとともに、研修を通して何を得て帰ってきたのか、何が準備として足りなかったのかなど、参観者へ熱いメッセージが送られました。プレゼンターがわかりやすくスライドで説明をしたり、訪問先で頂いたものや制作したものを回して見せたりしたことで、参観者も具体的なイメージを持つことができたようでした。

<実施後のアンケートから>
●感想や意見
自国の文化や問題と“対比”する必要性や、当事者の立場から“価値”を考える重要性に気付いた。研究も大切だが研修の様々な体験から学んだことを今後に活かそうとする姿勢がすごかった。

●Global Caféへの参加を今後どのようなことに活かせるか
自分が受けている教育を基盤に考えないよう気をつけ、日本以外の事も考え研究するよう視野を広げられた。ゴミ山について「行く前に自分が考えていた実態をきちんと書いておけばよかった」とあったように、先輩の失敗を繰り返さない心構えができた。

<Global Caféの様子>
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