TGUISSのSSH事業(第III期)概要

研究開発課題

IBの教育原理を活かした文理融合教育による、科学的コンピテンシーを備えた“Agents of Change”の育成
 

目的

VUCA時代とも呼ばれる予測不能な国際社会の中で、現代的な諸課題に正対し、科学的知見および手法(技術)を活かした総合知によって挑戦的な変革をもたらすことのできる人材を育成する。

 

目標

IBの教育原理や文理融合教育により、上記4(1)で示したような“Agents of Change”を育成する。“Agents of Change”に必要とされる科学的コンピテンシーとして、視座、スキル、Agencyの3つを以下のように定義し、これらを5(3)で示した研究開発の中で育む。

  1. 視座:現代的な諸課題を多面的・多角的に理解し、科学的に捉えるものの見方。また、科学とは何か、私たちは科学をどう扱っていくのかなど、科学そのものについての豊かな認識。
  2. スキル:汎用的なIBのATL(Approaches to Learning)スキル のうち、特に一連の研究活動を遂行するために必要なもの。
  3. Agency:新たな価値の創出を目指し、科学技術によって変革を起こす姿勢や態度。

上記1~3の科学的コンピテンシーを育まれた生徒に、主体的な研究を促進するプログラムを実施することにより、変革の担い手“Agents of Change”を育成する。

 

仮説

【仮説1】

教科の枠に閉じない概念的理解を志向した授業や文理融合型の授業による学習の転移は、科学に対する豊かな認識を与え、現代的な諸課題を多面的・多角的に理解した上で科学的に捉える視座をもたらす。

【仮説2】

6年間で体系化された「国際教養」のプログラムは、主体的に課題に取り組むために必要なスキルとAgencyを育成する。

【仮説3】

ISSチャレンジを中核に据えた発展的なプログラムは、科学的知見と手法を活かして挑戦的な変革を目指すAgents of Changeを育てる。

 

概念図

 

組織図