平成30年度活動の報告

核物理学者Taylor Wilson氏との交流会開催

実施日

平成30年4月14日

活動の内容

核物理学者Taylor Wilson氏との交流会を開催した。Taylor氏は,14歳で核融合の実現に成功したことで有名な核物理学者で,小さい頃の自宅での実験,原子力発電や放射性廃棄物の問題,原子力の将来性などについてお話を伺った。
以下に,参加した生徒の感想を紹介する。
僕は、自身の研究課題である「The development of full nuclear power plant automation for space development and exploration」について、原子力発電所の人口知能を利用した自動化のシミュレーションを開発し、テイラー・ウィルソン氏との交流会にてプレゼンを行いました。原子力発電と人工知能を宇宙開発に応用することは、ウィルソン氏が現在進めている研究分野であったため、たくさんのアドバイスをもらいました。また、ウィルソン氏の講演や、他のグループの研究発表など全てが興味深く、原子力発電に関するさまざまな問題を深く掘り下げて考えることができ、貴重な経験になりました。 今回の交流会を通して、僕は自身の研究の「可能性」についてより理解を深めることができ、これからもウィルソン氏のように社会貢献ができるよう研究を進めていきたいと思います。 (9回生 TY)

理化学研究所和光地区公開イベントへの参加

実施日

平成30年4月21日

活動の内容

理化学研究所和光地区の公開イベントに参加した。今年度は見学だけでなく,本校生徒がサポートスタッフとしてラボのお手伝いをした。本校生徒がサポートスタッフとして参加したラボは,以下の通り。

環境資源科学研究センター 重合反応でキーホルダーを作ろう!
「ものづくり」には欠かせない重合反応を使って、好きなパーツを組み合わせて、完全オリジナルのキーホルダーを作成する。
精神疾患動態研究チーム プレパラートを作って観察して撮って神経科学体験
脳を薄くスライスした標本を使い、顕微鏡で観察できるように染色してプレパラートを作る。顕微鏡で観察して、スマホなどで撮影する。
分子精神遺伝研究チーム 心の病気の研究とは?
心の病気(精神疾患)は、様々な方法で研究されている。iPS細胞やマウスを使ってどのように精神疾患研究が行われているかを紹介し、iPS細胞や神経細胞の展示を行う。
生体物質分析支援ユニット 体の中ではたらく分子を重さで分ける
質量分析計を使って、体の中で働く分子“小さなアミノ酸から大きなタンパク質まで”の重さを調べる方法について紹介する。