ごあいさつ

東京学芸大学附属国際中等教育学校ウェブサイトにようこそ!

校長の荻野勉です。

本校は、国立大学法人東京学芸大学の設置する男女共学の中等教育学校です。創立は平成19年とまだ歴史の浅い学校ですが、そのルーツは、昭和22年創立の東京第三師範学校附属中学校(後に「東京学芸大学附属大泉中学校」と改称)および昭和49年創立の東京学芸大学附属高等学校大泉校舎にまで遡ります。両前身校とも我が国における海外帰国生徒教育研究・実践のパイオニア校であり、本校もそのDNAを受け継いでいます。現在も生徒全体の約40%が帰国生徒または外国籍の生徒であり、そのような生徒の特性を生かして、特色ある外国語教育ならびに国際理解教育を積極的に進めています。

本校は創立以来、①グローバルな視野の育成 ②多文化共生の教育 ③多様性と共通の価値・ルールの確立 ④社会参加を通した市民性の育成 ⑤基本的な知識・技能の習得と特色ある中等教育のカリキュラムの開発を教育理念として、異文化への寛容や耐性を持ち、社会に発現する様々な課題を読み解く力を持った生徒を育成してまいりました。

本校は今年度、創立18年目を迎え、文科省指定スーパーサイエンスハイスクール(SSH)3期目へと入ります。今3期目の研究開発課題は「国際バカロレア(IB)の教育原理を活かした文理融合教育による、科学的コンピテンシーを備えた “Agents of Change” の育成」で、今後5年間の指定期間を通じて、科学的知見・手法を活かした総合知によって挑戦的な変革をもたらす人材の育成を可能にする教育課程開発を目指します。今期の大きな特色は新設された「文理融合枠」での指定となったことです。そもそもIBの学びは社会課題を教科横断的・文理融合的に理解し、探究活動を通してソリューションを見出していくというものです。本校が目指してきた教育がSSHでその意義が認められたことを喜ぶとともに、引き続きその使命を果たすとの思いを新たにしています。

今年度、特に重点的に取り組むべき学校目標として、「IB教育を推進し、基礎学力の定着や教科横断的な学びを実現し、社会課題に立ち向かえる資質能力を養う」と「探究的学びを深め、生徒の研究活動を一層推進する」の2点を挙げて、教職員一丸となって教育活動を進めてまいります。本校の今年度の取り組みにつきましては、令和6年度学校経営計画(近日中にリンク予定)をご覧ください。

ここ2、3年でグローバルな問題はより顕在化しています。平和維持の観点からの地政学的な問題、AIの問題、感染症の問題など、社会を大きく変えてしまうほどの問題が次々と起きています。現代はこのような問題に直面しながら生きていかなければならない時代です。課題の本質を見極め、しっかりと課題解決のできる子供たちを育てたい。本校は今年度も、そのような人づくりを目指して、果敢に課題にチャレンジしてまいります。

 

令和6年4月1日