アドミッションポリシー

選抜の基本方針

本校では、次の点を「育てたい生徒像」としてあげている。

(1)現代的な課題を読み解く力を持った生徒
(2)知識とイメージを自分で再構成する力を持った生徒
(3)対話を通して人との関係を作り出す力を持った生徒
(4)異文化への寛容性・耐性を持った生徒

上記の「育てたい生徒像」をふまえ、本校に入学する生徒の適性を次の3点とする。

(1)国際化する社会に問題意識や関心を持ち、幅広い教養を習得しようとする。
(2)物事にねばり強く取り組み、豊かな思考や表現ができる。
(3)思いやりと協調性をもち、さまざまな人と積極的に交流できる。

審査・検査の趣旨

それぞれの審査・検査の趣旨は次の通りである。

        1. 書類審査・・・・・すべての選抜
          志願理由書では、国際化する社会の中で、どのような夢や進路を考えているのか、そのために6年間の一貫教育で何を学ぼうとしているのかといった、目的意識や意欲を審査する。報告書(または成績証明書)ならびに活動実績申告書では、学業成績に加えて、どのような活動をおこない、何を習得してきたのかを審査する。
        2. 作文検査・・・・・第1学年4月入学選抜のA方式および編入学選抜
          作文検査では、外国語を使って、豊かな発想にもとづき、自分の考えや意見を筋道立てて構成できるか、といった思考力に着目する。また、経験や知識にもとづきながら、日本語を使って正しく表現できるか、といった言語運用能力を審査する。なお、外国語作文の評価の観点は、次の通りである。

      【内容】
      a 問題文・資料を、的確に理解しているか。
      b 設問の意図を正しく理解し、それに対応した答えになっているか。
      c 具体的な叙述と抽象的なまとめとのバランスがとれているか。
      d 散漫な感想や単調な意見の領域を超えているか。
      e 独自の視点に基づく創意工夫がみられるか。 など

【構成】
a 段落づけがなされているか。
b 文章全体の流れが自然で、読みやすいか。
c 結論に相当する部分が、文章全体の中ではっきりと述べられているか。 など

    1. 【表記・語法】
  1. 適性検査 ・・・・・第1学年4月入学選抜のB方式
    適性検査では、世界に通じる学力と教養を習得する素地として、問題を見いだす力と問題を解決する力を検査する。問題を見いだす力では、様々な事象に対して探究心があるか、分析的にとらえられるかといった点に着目する。問題を解決する力では、論理的に考えられるか、多面的に解釈できるか、自らの考えを表現できるかといった点に着目する。
  2. 面接
    面接では、目的意識や意欲とともに、コミュニケーション能力、知と心のバランスを審査する。

※なお、編入学選抜では、多様な海外経験や学習履歴に配慮する。作文では、探究心や分析力、多面的に解釈する力をあわせて審査する。また、面接では、海外で得られた特性にも着目する。