キャリアチャレンジデイを実施しました(2年生 国際教養)

本校の進路指導部では2年生の国際教養の一環として,「Jr.インターンシップ」と呼ばれる職場体験・インタビューを実施しています。しかし,ここ2年間はコロナ禍で職場体験は中止せざるを得ない状況でした。本年度も依然として「職場を訪問する」というイベントの実施は難しく,職場を訪問しなくても生徒が「働くこと」と向かい合い,自らのキャリアについて考えるイベントができないかと模索しておりました。そのような中で,教育コンサルティング会社が主催する「キャリアチャレンジデイ」というオンラインのイベントを知り,本校も応募して期末試験後の7月14日に実施する運びとなりました。

このイベントは全国の中学校3校と4つの企業・団体を繋ぎ,講師の方から自らの仕事についてのお話を伺い,それに対してインタビューをするというものです。「野村ホールディングス」,「阪急阪神ホールディングス」,「日本船長協会」,「キャリアリンク」という4つの企業・団体から自分の興味から2つ選び,お話を聞いてインタビューをしました。

当日を迎えるにあたっては3時間の事前学習を実施し,「働くこと」について考えたり,お話いただく企業・団体について調べ,それに基づいてグループで質問を考えるという活動をおこないました。


事前学習で作成したスライドの一例

当日は本校の他に茨城県の利根中学校,福岡県の城西中学校が参加して,企業の方のお話を伺ったあと,3校が順番にインタビューを行いました。

「今、自分たちの行っている仕事の中で『まだ役割を全うできていない』と思うことはなにか。」
「一般の方々・利用者にSDGsの意識を高めるためにおこなってる活動はあるか?」
といった事前学習に基づいた踏み込んだ質問や
「私たちも文化祭などで企画をする機会があるが、企画や制作をするときに重要だと考えることは何か」
といった企業の取り組みと自分たちの活動と結び付けてアドバイスを得る姿も見られ,「さすがTGUISS生!」という印象を受けました。


企業の方のお話を受けてグループで質問を練り直す


インタビューの様子

職場体験は実施できませんでしたが,このオンラインのイベントおよびそこに至るまでの事前学習を通して,生徒たちが「働くこと」と向き合い,自己の生き方に主体的に考えられるためのきっかけとしてほしいと願っております。