ISSチャレンジ 外部評価会が行われました

本校では、生徒個人および団体による独自の研究活動(課題研究)の奨励を目的とした、校内研究コンペ「ISSチャレンジ」を「サイエンス部門」「グローバル部門」に2部門で実施しています。この取り組みの中で生徒の研究活動の支援をするとともに、研究の過程および成果を審査し、優秀な研究を表彰しています。

2022年度は、サイエンス部門に57チーム 100名、グローバル部門には67チーム 115名がエントリーしています。

本日は、東京学芸大学の先生方5名、かつてISSチャレンジに参加していた卒業生4名をお迎えし、グローバル部門に参加する生徒中学2年生から高校2年生たちへの外部評価会が開催されました。

 

 

本日大学の先生方や卒業生の皆様にご助言いただいた、現在進行中の研究テーマは次のものです。

  • ヘルプマークの普及
  • 孤食で悩む人々への供食の場の提案 -異文化交流が孤食を救う-
  • 若者に向けた環境配慮化粧品の購入促進をブランディングを通して考える
  • 若者の意見を地域に反映させる方法と機械の提案
  • これからの地域に必要とされる自治会とは? -首都圏ベッドタウンの住宅地を対象として-
  • 歴史教科書の改訂が台湾人アイデンティティーの確立にどう影響したか
  • 学校図書館の利用者の増加を図る
  • 高校2年生への意識調査を通じた意識向上・改良に適した方法の提案
  • 若者が本質的に社会を変えるために築くべき大人との関係性

本日の外部評価会を通して、いつもの先生以外の方々からたくさんの貴重なコメントをいただきました。

「緊張した。論点がバラバラだったのを、整理してもらえた。」(2年)

「私たちのテーマの専門の先生からコメントをもらえたのはとても良かった。」(2年)

「思ったより高い評価をいただき、すごく嬉しかった。」(高校2年)

「今まで気づかなかった指摘をしていただきとても参考になった。」(高校2年)

評価会を終えた教室では、生徒と先生が今後の進め方や課題について熱心に議論を深める姿が見られました。

グローバル委員会 ISSチャレンジ外部評価委員会本部の様子

ISSチャレンジが開始されて数年が経過した現在、この取り組みは本校の伝統となりつつあります。緊張した面持ちで参加した生徒たちは、現役の研究者である大学の先生方、大学・大学院で活躍している卒業生の温かい支援を受けて、今後、1月の論文提出に向けて研究の精度を上げていきます。

ISSチャレンジ外部評価会の企画・運営担当者は、「このような機会を通して、学校全体の研究・探究への雰囲気は形作られ、醸成されてきました。本日参加した生徒たちには、今後研究を進めて、しっかりと成果を出してほしいと思います。また、将来は先輩として生徒の研究を助け、ISSチャレンジがさらなる発展を遂げることを期待しています。」と語ります。