13回生沖縄WC2日目

沖縄ワークキャンプ2日目は,理数探究です。
沖縄の基地に関心をもって活動した「基地問題コース」は、嘉手納基地のみえる道の駅や、Z武町の新開地地区、宜野座村のキャンプハンセン入口に足を運び、街のフィールドワークを通じて地元の皆さんの話をお聞きしました。実際に足を運ばなければ得ることのできない様々な意見に触れ、これまで持っていた基地に対する自らの考えを再考する機会となりました。

環境に興味をもって参加した「海洋汚染コース」の午前中はGODACを訪問し、サンゴの生態やサンゴと沖縄の関係について、また、海洋プラスチックの問題に関して、実験なども交えながら、GODACのサイエンスコミュニケーターの方からお話しを伺いました。午後は、3つのビーチをめぐり、海洋プラスチックや赤土に関する調査を行いました。

「マングローブコース」では、大浦湾のマングローブ林における生態調査を行いました。生徒達はコドラート法を用いて、干潟の生き物と「目に見える環境要因」や「目に見えない環境要因」との関係を探りました。生徒達ははじめ干潟のぬかるみに戸惑っていましたが、次第に好奇心へと変わり、環境の微細な変化に感性を研ぎ澄ませながら調査を進めました。

「ダムコース」は、ダムから流れる漢那福地川の水質調査と漢那ダムの見学を行いました。カヤックに乗って下から見上げたダムはとても迫力があり、所長の松田さんのお話を聞くことで沖縄の人々の生活に密着しているものだと知りました。普段関わりの少ないダムについて知る貴重な機会となりました。