SSH「食虫植物」スタディツアーを実施しました!

本校のSSH事業は、科学技術によって社会に変化(Social Change)を起こす人材の育成をテーマにしています。

今夏、SSH事業の一環として、生徒が自身の課題研究を深めるための、生徒企画による「スタディツアー」を3件実施する予定です。

8月17・18日には2件目の「食虫植物」ツアーとして大阪府・兵庫県へ向かいました。

 

8月17日

食虫植物について研究を行っている3人の生徒が中心となって、このスタディツアーは企画されました。
まず大阪市北区にある日本分析化学専門学校を訪問し、これまでの研究成果を「ウツボカズラの酵素液における抗菌作用の検証」というタイトルで発表しました。その後、日本分析化学専門学校の生徒がこれまでに行った研究の概要を伺いました。また、体験実験を2つ実施してくださいました。

次に、大阪市鶴見区にある咲くやこの花館を訪問しました。ここでは、バックヤードにおいてウツボカズラの栽培のお話を伺ったり、開催中の特別展「虫を食べる植物展」のツアーに参加したりしました。また、生徒が作成したポスターを展示してもらい、咲くやこの花館の城山館長から研究に関してアドバイスをいただきました。

 

8月18日

兵庫県加西市にある兵庫県立フラワーセンターを訪問しました。ここは食虫植物に関して国内有数の展示数を誇っており、「食虫植物の神」と呼ばれるほどウツボカズラの栽培に関して有名な土居さんがいらっしゃいます。土居さんの教えのもと、バックヤードにあるウツボカズラの消化液をサンプル採取しました。また、温室を案内して頂いたり、ウツボカズラに関連する様々なお話を聞いたりしました。温室に展示されている食虫植物の数も非常に多かったのですが、バックヤードにあるのはその比ではなく、尋常でない数のウツボカズラが栽培されており、圧倒されました。採取させて頂いたサンプルの数は非常に多く、生徒のこれからの研究はさらに充実したものになるでしょう。