SSH「脱炭素社会」スタディツアーを実施しました!

本校のSSH事業は、科学技術によって社会に変化(Social Change)を起こす人材の育成をテーマにしています。

今夏、SSH事業の一環として、生徒が自身の課題研究を深めるための、生徒企画による「スタディツアー」を3件実施する予定です。

8月23・24日には3件目となる「脱炭素社会」ツアーとして福島県へ向かいました。

 

8月23日

はじめに、福島県郡山市にある、産総研再生可能エネルギーセンターを訪問し、日本における再生可能エネルギーの技術開発や活用の可能性についてお話を伺い、施設を見学しました。高大な敷地には研究のための多種類の太陽光パネルや風車、地中熱(地熱とは別)の活用設備があり、それらがなぜ、どのようにそこで活用されているのかについて学びました。

午後は福島市へ移動し、SSH校として長く伝統のある福島県立福島高等学校のみなさんと交流させていただきました。福島高校の二つの研究発表はいずれも再生可能エネルギーや原発の後処理に関わる重要でハイレベルな研究でした。本校の生徒の発表にも多くの質問をいただき、よい交流になりました。

8月24日

2日目は、福島県の双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」と富岡町にある「東京電力廃炉資料館」を訪問し見学しました。いずれの施設も東日本大震災の福島第一原子力発電所の事故後に開設されていますが、それぞれの施設がある周囲の状況・町の様子も初めて目にした生徒が多く、展示内容を含めて多くの学びがありました。「現場を実際に見る」ことの重要性を実感させられた研修となりました。