UCL-JAPAN YOUTH CHALLENGE 2023 NO. 3

7月26日(水)、27日(木) University College London

この2日間は、午前に英国進学に関する講義と、語学レッスンを受け、午後から様々な分野の講義を受けるという大変アカデミックな2日間となりました。語学レッスンでは、日本からの参加者はAdvanced Englishの授業を、英国からの参加者と日本からの参加者の中でも母語が日本語でない生徒はBasic / Intermediate Japaneseを受講しました。英国の高校生が日本語を学ぶ姿はとても新鮮でした。ウォームアップとしてのしりとりから始まり、川柳についての講義を受け、最終的には一人ひとつ川柳を作ってみるというものでした。英国の生徒たちは日本語を書くことに苦労しながらも、自由に川柳を作ることを楽しんでおりました。

UCLはロンドン市内のカムデン区に位置しています。カムデン区は鹿児島県と協定を結んでおり、互いに交流を含めているそうです。今回も鹿児島県からの生徒が参加するということで、お忙しい公務の合間を縫ってCller Nazma Rahmanカムデン区長にお越しいただき、「大英図書館増築開発プロジェクト」についてお話しいただきました。(スライドは日本語で書かれていますが、プレゼンは英語で行われました。)

すべての講義の終了後に、UCLの大沼教授にキャンパスツアーを行っていただきました。ロンドンの中心地に広大な土地とキャンパスを持つUCLには世界中から学生が集まってきます。多様なバックグラウンドを持つ学生とともに過ごすキャンパスライフは、学生たちの人生の糧になると確信しました。参加者全員で集合写真を撮りましたが、写真を撮ることに対する想いと熱量はどこの国でも同じようにも感じます。将来振り返ったとき、今回のChallengeが生徒の人生に大きな影響を及ぼしていることを祈っています。

 

7月28日(金)  University College London

午前中にはカムデン区の議会を訪問しました。実際の議場を使用させていただき、昨日に続き、区長からお話がありました。カムデン区と協定を結ぶ鹿児島県から参加した生徒からプレゼントの贈呈もあり、終始和やかな時間となりました。Cller Nazma Rahmanカムデン区長はお子さんを連れて執務することもあるということで、日本人高校生からは「日本もそうなればいいのにな。」という声も聞かれました。生徒たちがそういった未来を作り上げていくことに期待しています。

議会の近くにはKing‘s Cross Stationがあります。ハリーポッターシリーズで有名なPLATFORM 9 3/4がある駅です。少し時間がありましたので、他校の生徒とともにツアーを行ってきました。柱に飛び込む有名なシーンを再現したかったのですが、大行列だったために断念しました。ギフトショップにも世界中からファンが集まってきているようで大賑わいでした。

午後からはUCLでの学びを活かしたプレゼンテーション発表が行われました。研修の大テーマは”Resilience”ですが、生徒たちは割り振られたトピックに分かれてテーマについて考えました。短い準備時間の中で立派な発表を行った生徒全員に心からの拍手を送りたいと思います。