富士ワークキャンプで多角的に富士を眺める(3日目)

コース別訪問

昨日午後からコース別訪問を行っています。富士を様々な視点から眺めます。

本校独自の学習領域「国際教養」では、国際社会の中で共生・共存できる力を育んでいます。「人間理解」「国際理解」「理数探究」の3本柱のコースに分かれて富士山にまつわる様々な場所を訪問しました。

●富士山の銘水株式会社

「徹底した品質管理で生きた水をお届け」するために、無菌で保たれた質の高い環境で商品を製造しているという工場を見学しました。採水、ボトルの製造、梱包、販売までの一連の作業をすべてこの会社で行っているといいます。「次はエベレストの水を世界に向けて売り出す」と社長自ら熱く語ってくれました。

●世界遺産センター

富士山の保存管理、世界遺産としての普遍的価値についての情報を発信する役割を果たしています。富士山の巨大オブジェの周りを歩いたり、模型に手を触れて地形を感じることができます。富士山は1つの山ではなく、いくつかの山が富士山を形成しているのだそう。今回のワークキャンプでは実際に富士登山はしませんでしたが、VRで実際に登山を経験できた(?)生徒もいました。

●富士山ミュージアム

富士山信仰、民俗、歴史など文化的側面からの展示を通して、日本人と富士山の関係を探ることができます。富士山の1/2,000模型へのプロジェクトマッピングで四季折々の美しい姿を見ることができました。富士山にまつわる様々な数字が生徒の目にとまりました。

3776

これは3,776m。ご存じのとおり日本一の富士山の高さです。では、次の数字は何を表しているでしょうか。

3

答えは3㎞。富士山の山頂の周囲です。最後にこれはなに?

230

答えは、2時間30分。富士登山の最速の記録は2時間30分台だとか。速い!ふつうは6~7時間くらいかかるそうです。私たちは標高900m程度の宿舎の庭で走るだけで息が切れたのに!

 

 

楽しかった2泊3日もとうとう終わってしまいました。

家に帰ったら、「どうだった?」というご家族の質問に、しっかりと学んできたことを簡潔に説明してくださいね。15回生の皆さん、お疲れさまでした!