2年生の音楽ではボディ・パーカッションのグループ創作を行いました。
ボディ・パーカッションの成功のカギは、協働スキルを活かすことです。
- 互いに話し合い、意見や行動の合意を得る
- 他者のために助言を与えたり、手助けをしたりする
- 意見の対立を解決し、チームで協力して行動する
- 他者の見解や考えに積極的に耳を傾ける
これらの協働スキルを十分に生かして、生徒たちはグループごとにオリジナルのリズムをつくり、工夫を加えながら発表のための練習に一生懸命に取り組みました。
また、協働スキル以外にもたくさんのATL(Approaches to Learning:学習の方法)スキルを活用していました。
- 情動スキル:ベストパフォーマンスを引き出すために気持ちをどのようにコントロールするか?
- 整理整頓スキル:学習したリズムの確認と今後の応用方法について
- 創造的思考スキル:魅力的なリズムの組み合わせとは?視覚でも楽しめるパフォーマンスとは?
- 批判的思考スキル:仲間のアイディアの良さを更に伸ばすために必要なこととは?
話し合ったことはしっかりと記録に残し、PDCAサイクルを回して改善を重ねました。
ボディ・パーカッションのグループ創作の授業を通して、それぞれのリズムがもつ特徴、音の重ね方や音色の工夫などについて学びを深めることができました。自らの身体が楽器となり取り組みやすいボディ・パーカッションだからこそ気付ける、音楽の魅力がきっとたくさんあったことでしょう。
また、ATLスキルを毎回の活動の中で意識することにより、活動のポイントが定まりねらいに沿った学習を積み重ねることができました。
今回のユニット(単元)で伸長したATLスキルが、教科の枠を越えて様々な場面で活用していくこと願っています。