模擬国連!(1年生英語 アドバンスト)

本校の外国語科の中学1年生から中学3年生までの英語の授業は、アドバンスト(Advanced)クラスとコア(Core)クラスに分かれて行われています。

アドバンストクラスでは、英語圏の同年齢相当のレベルで、社会問題・科学・倫理・文学などの分野を学習しています。

今日の授業は、前日までの復習として、2022年の今日にまで関連している冷戦の影響についての確認から始まりました。

話題はこの1学期に主に学習する国際関係の基礎へと移ります。先生が、「民主主義(democracy)と専制主義(autocracy)の違いはなに?」と質問すると、生徒はそれぞれ定義を考え、自分の意見を例とともに答えました。

その後、ある国の憲法に注目しました。生徒は、その憲法が日本や欧米諸国と同じように国民が民主的自由を享受することを示しながらも、それを反証するインターネット上の記事があることを知り、記事を読んで分析しました。

このような授業を通して、生徒は世界の時事問題や政治体制を調査する際に、批判的思考を持つことの重要性を学びます。その際、先生は国の政策が理由でその国の国民を差別することがないようにと強調します。

「意見を述べたり、自分の主張を伝えるときには、根拠を示すこと。」と先生が言うと、生徒たちは、世間で言われていることの根拠となる記事をインターネットで検索し始めました。

先生は、来週までの宿題となっている短いエッセイにも「最低2つは引用を示しましょう」と指示します。

2学期には授業内で模擬国連を行う予定です。生徒たちは2名ずつのペアになり、各国を代表して、国の政策やあるべき国際関係について議論をします。今後の授業では、政治や経済など様々な視点で世界の国々を分析していき、模擬国連のディスカッションの準備を行います。

これからの学習では、根拠として引用した事柄の真偽も重要なポイントとなってくることでしょう。

さて、皆さんはそれぞれの国の代表として、どのようなことを主張するのでしょうか。楽しみにしています!