富士ワークキャンプでコドラート調査(1日目)

2年生の富士ワークキャンプが始まりました。

学校を出発し数時間バスに揺られると、東京で見るよりはるかに大きい富士山が見えました。道中、昼食としてほうとう鍋を楽しみ、いよいよ1日目の活動開始です。

1日目の活動は学びの森でのフィールド調査です。10m四方の区画内の植生や動物の痕跡を調べるコドラート調査を行いました。昨年は先輩たちが同じ区画の調査を行いデータを残しているので、経年の変化を見ることができます。今年のデータは次の学年の役に立ちます。

生徒たちはそれぞれ事前にリサーチクエスチョンを立て、ホールアースのガイドに案内されながら、区画内を調査します。シカの足跡やフン、木の幹や葉を食べた跡を見つけました。木の高さや幹の太さは昨年より大きくなっているでしょうか。

リサーチクエスチョンをいくつか紹介します。

Q ヤマボウシの周りの環境にはどのような共通点・相違点があるのか?

Q 木、植物や動物の痕跡によって動物の行動を読み取ることができるのか?

Q 学びの森に分布されている木を高さで分け、その中で最も(シカなどに)食べられやすい部分はどこなのか?

Q オニシバリの状態とコケの関係はどのようなものか?

宿舎について、夕食を食べたら調査のまとめと振り返りを行います。探究は始まったばかり。東京に帰ってからも学びは継続される予定です。