私たちの周りに潜むステレオタイプ(5年生 英語 Global Issues)

本校の外国語科の5年生では、「グローバル・イシューズ」という科目で、議論や発表および個人研究を通して、社会的、政治的、文化的、環境的に全世界に影響を与える問題を英語で学習しています。

今回の授業では、ステレオタイプに関して学んでいます。社会心理学の「ステレオタイプ」の定義を考慮してから、ステレオタイプや偏見および差別の違いを掘り探っていきます。

ステレオタイプは人間として当然のことで、誰もが無意識に外国や外国人をイメージしているものです。しかし、こうしたステレオタイプが疑われずに放置されたとき、それが危険なものになることがあります。

そのため、私たちがどのようなステレオタイプに依存しているのか、どのようにしてそのようなイメージを持つようになったのかを明らかにすることがとても重要なのです。

授業では、生徒たちに人物の写真を見せ、その写真と職業を一致させるよう、先生は指示をしました。

その後、ステレオタイプに関する情報を読み、

「ステレオタイプは、どうして長い間に人間の心にこれほどまでに染み込んでしまったのか」

「なぜネガティブなステレオタイプはポジティブなものより一般的なのか」

などの質問にアカデミック英語で答えてもらいました。これにより、英文エッセイの作成能力を高めるだけでなく、ステレオタイプの起源や影響についての理解を深めることができます。

最後に、ステレオタイプが使用されている実際の画像や文章を探します。見つけたステレオタイプの起源と影響を分析し、その結果をクラスで発表します。

生徒たちは、人種、国や地域、ジェンダーなどのテレオタイプが、ウェブサイトやテレビコーマシャル、映画等の様々なメディアで、意識的・無意識的に使われているということを発表しました。

担当のロタード先生は、ステレオタイプの起源と影響について学ぶことで、生徒たちがステレオタイプの危険性を意識し、メディアやその他の場所での使用について批判的に分析できるようになることを期待しています。