CADで製品をデザイン!(1年生 技術)

1年生の技術科(MYPデザイン科)では、CAD(キャド:Computer Aided Design)のソフトウェアを利用して、木材加工の学習を進めています。

製作する製品は、本立てから小物入れ、スマートフォンスタンド等、生徒それぞれのデザインが生かされ多様です。

PCでデザインした設計図をもとに、1/2サイズで試作品を製作しています。PCの画面には360度から見渡せる設計図が映し出されています。

設計し、製作した試作品がどんどん形になっていきます。完成が見えてきました!

CADでデザインを完成させてから試作品を作り始める生徒、試作品のスチレンボードの部材を組み立ててみながらCADにデータを打ち込む生徒、スケッチブックに絵を描いて案を膨らませる生徒、デザインの順序や方法も多様です。

黙々と作業をする生徒たち一人一人に声をかけながら、担当の教員は的確な助言をしていきます。

担当の教員が設計・製作した製品が教卓にずらっと並べられています。釘を一本も使わない圧着方式で製作した製品もあります。環境問題にもしっかり配慮しています。

生徒には「インダストリアルデザイナー」という役割を与え、工業製品のデザインを手がける新米デザイナーとして本題材に取り組んでいます。
開発するからには、誰かのニーズに応えられるような製品である必要があります。
これまでに生徒は、担当する教員と一緒に「展示型ブックスタンド」の設計・製作を行ってきました。
しかし、総合メディアセンターの先生のニーズに応え、製品のコンセプトを考案したのは担当する教員です。
今回は、製品のコンセプトの考案から行わなければなりません。
3学期には、新たな製品の開発を終えていることでしょう。