富士ワークキャンプでチームワーク強化!(2日目)

2年生のワークキャンプは、雄大な富士山に見守られながら気持ちの良い2日目を迎えました。

◆チームビルディング

午前中は、わんぱく大学のスタッフの皆さんに、チームビルディングの活動を通して15回生が目標を達成するより良いチームへと成長するためのヒントをいただきました。

チームで協働するときには、

  • 笑顔でコミュニケーションをとること
  • 勝ち負けではなく、互いに得するWin-Winの関係を目指すこと

が重要だと教わりました。

  • メンバー一人ひとりが短いハーフパイプを持ってつなげて道を作り、ビー玉を転がして落とさずバケツまで運ぶ「パイプライン」。ゴールまで遠いので長さが足りない!どうする?
  • チームメンバー全員がフラフープをくぐり抜け終える時間を競う「フープくぐり」。練習だけではなく、効率を上げるための話し合いが時間短縮のコツ。
  • 投げたフリスビーをメンバーが輪になって受け止めながらコースを進み、ゴールまでのスピードを競う「フライングディスク」。飛んでくるディスクを人間の輪が追いかける!ああ、転んだ‼

どの活動もメンバー同士の話し合いと息の合った連携プレーが必要不可欠です。生徒たちは見事に笑顔で課題に取り組みました。今日の経験が将来皆さんの活躍に大いに役立つことでしょう。

◆コース別訪問

午後から明日最終日にかけてはコース別訪問です。

国際社会の中で共生・共存できる力を育む本校独自の学習領域「国際教養」の3本柱である「人間理解」「国際理解」「理数探究」コースに分かれて富士山にまつわる様々な場所を訪問します。

●新倉山浅間公園

雄大な「富士山」と五重塔「忠霊塔」を一目にみられる絶景スポットに立ってみました。春には満開の桜がカメラのフレームに入ります。無名だったこの美しいスポットを教えてくれたのは実は数年前の外国人観光客のSNSで、日本でも一気に有名になりました。一方で多くの観光客に対応するための環境整備が追い付かず現地に在住の方々は苦労したのだそうです。厚い雲に覆われていますが、本当はあそこに富士山が見えるはずです!

●富士急行株式会社

富士急行は、富士山麓エリアで交通、レジャー、不動産、物販など、様々な事業を展開する会社です。写真は手洗い用水道の内部を見せてくれているところです。この水は水道につながっておらず、流れた水は高性能のろ過システムで、99%真水によみがえり、循環しています。石鹸を使っても問題ないのだそう。環境に負荷をかけない未来につながる技術ですね。

●富士山科学研究所

富士山を世界共有の財産として守り、生かすための方法を科学的に追及している研究所です。本日は特別に本校のために火山の専門家からの貴重なお話を聞くことができました。講義のあとは生徒たちから質問の嵐。数十年前までは「噴火」は不吉なものとしてタブー視されていたため、防災対策も研究も進めにくかったのだそうです。こんな解説も生徒からの鋭い質問によって引き出されました。

●忍野八海

昔は登拝前に身を清らかにするために使われていた場所で、世界遺産富士山の構成遺産の一部として認定されています。ここに池のほとりで熱心にメモを取る生徒の姿がありました。「この池の周りの植物と水質の関係を調査したいです。あそこだけ大量の水草が発生しています。陽当たりの影響かな。」新たなリサーチクエスチョンが生まれました。

◆学年レクリエーション

入学以来初めての宿泊行事、みんなで楽しむことも大きな目的です。各クラスで出し物を披露しました。

歌あり、劇あり、踊りあり。どのクラスもお笑いのセンスがキラリと光り、とても楽しい夜のひと時となりました。

明日は最終日、コース別訪問の続きです。